What is Japan’s position?
Posted on 09. Dec, 2009 by Eri Aoki in Japan

Eri meet with Mr.Furuya, Japan's lead negotiator
今日も朝からトラッカーチームでミーティングをしていました。会議場の中にあるカフェコーナー併設のスペース。そこに、ちょうど古屋大使が通られたのでこの会議でもずっと見てますというご挨拶と記念撮影(笑)。と同時に今回の日本について少しお伺いしてみたところ、日本として今回新しいものをだすということはない。これ以上はできないしね。今までにでているもので他の国とどう交渉していくのか(削減についてだと思われたのかなと。鳩山イニシアティブについては、また後日聞いてみないとです。)、他の国がついてくるのかということだろうねとのこと、で、まあ初日はオープニングだし何とも言えないとのこと。ひとまず、今回もトラックしてます、期待してますということはお伝え出来たので、最初のタスクは達成!(笑)
で、もう少し詳しくは昨晩、外務省の貴島交渉官とNGO担当大使(って役職があるんですよ)の山田様からおうかがいすることができました。印象に残った3点から。
主要途上国(まあ中国とインドでしょう)が目標を発表したこと自体はとても歓迎するが、その中身が十分かどうかはまた別の話だし(満足してないと言いたい雰囲気)。それにG77+Chinaと言っているけど、他の途上国、特に小さな島国とか低開発途上国とかと、主要途上国こそが中国とかインドに削減をしてほしい、もっと私達に彼らが行動をするように言って欲しいと思っている。すでにかなりの量の排出量となっている彼らの削減が必要なのは地球のことを考えると不可欠といったことでした。そして、何も同じことをしろとはいっていなくて、彼らの状況に応じてできるところまでMRVsという具体的なところで、少しずつ状況に応じてできるものを求めている。Common but differentiated responsibilitiesのcommonのところももう少し話たいとのこと。
バルセロナのAWGで3つの資金にしようと大きな枠組みだけが示された鳩山イニシアティブ(9月の例の首相の国連スピーチでかっこよく宣言したものです。その時の記事、原文へのリンクも)ですが、スリムで動きやすい組織、ユーザーフレンドリーな組織を提案しているとのことです。ただ、こちらも条約事務局の下に置いた方がいいとか、世銀を使うとかいろいろ問題になっています。何が本当に途上国のためになるのか、一時期ODAですごく騒がれていた問題ですが、改善されているのでしょうか、心配。で、交渉に前向きなインパクトを与えるタイミングで発表したいとか。楽しみですね~。
(ちなみに、今日のwebニュースでこんなものがありました。「ODAの根本的な見直しを」この会議中に資金規模まで発表されうるんでしょうか?)
最後は、オープニングのアンブレラグループとしての素敵なスピーチについての話。
美しいスピーチはすごく考え抜かれていて、例えば昨日は、日本交渉団の方々にお話をうかがう機会があったのですが、だいたいの雰囲気を伝えるならば、アンブレラグループが提供する資金規模は2012年に
“There is an emerging consensus that a core element of the Copenhagen accord should be to mobilize $10 billion a year by 2012 to support adaptation and mitigation in developing countries, —” (スピーチ原文。オーストラリアのトラッカーが直接交渉官からもらってたのを見せてもらいました(笑)面白かったのは後半の方で望むものとして”a single new legally binding treaty”って印刷されてるののsingleが消されてたということでしょうか。1単語の重要性を感じますね。)
で、後でアメリカについての立場も再確認したいなと思って後で訪ねてみると、アメリカが入らないなんてことはありえないでしょ。世界が求めてるし、日本の代表としてここに来ていて、アメリカが入らないものを持ってかえって日本の人がそれを認めるわけがない。アメリカが入らない次の形なんてものは絶対にありえない。徹夜してでも話し合うよ。京都議定書がどうとかじゃなく中身が大事。納得できないものには絶対にサインしないと力強く語ってくださった貴島交渉官が印象的でした。
まあ、しかし途上国が何もしなくてもいいとは、地球のためにも私もよくないと思いますが、長期的にはそちらの方がよくても初期投資が必要な環境対策、低炭素化などが途上国でまずできるとは思いません。そして、よく途上国と先進国のみぞなんて言われてますが、気候変動枠組み条約ができてから今まで10年以上、自主的には何もやってこなかった先進国に対してかなりの不信感が途上国にあるのは明らかでしょう。そんな中で、どちらもお互いが何かやらなければと言っていても何もすすまなくて、まず歩み寄ったりやらなければという真剣さを見せるのはこの歴史からも先進国からなのではと個人的には思うのですが、どうなのでしょうか。





