日本の発言をうつすスクリーン

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土曜日は朝からCOPとCMPのプレナリーがありました。両AWGの議長から報告という形で、話題になっている議長のドラフトテキストについて。そして、いろんな国から、まず議長にまとめる作業お疲れ様、ありがとうみたいなことがあって、立場が述べられます。G77+Chinaをはじめとして賛成、先進国はだいたい懸念つきといった感じです。
しかし、ここでもツバル大活躍。どうもドラマティックすぎる気もしますが、しかし目先の利害だけじゃなく、私達が言うときれいごとかもしれないことも、本当にツバルのような国が言うことによって、交渉の中でも表現されるリアルになるのかなと思います。ツバルが本当に危機的なこと、アフリカ、島嶼国をはじめとして世界からの期待を負っているということ、そしてそれは自分達だけの問題ではなく世界の問題であるということ、真摯にこの問題(気候変動問題)を考えているということ、自分達の提案は6か月も放置されている・・・今朝、大人の男としては信じがたいことだが私は起きたら泣いていた(涙&会場も感激)・・・。あなた方の手にかかっているのだ。といった感じでした。本当にドラマティックなつくりです。

で、肝心の日本の発言ですが、その内容はだいたい以下のような感じです。
努力は評価しています。しかし、現在のテキストには問題があります。法的拘束力の問題です。京都議定書の第2約束期間を前提にしています。京都議定書を単に延長することは、受け容れられません。それから、緩和部分もバランスに欠けます。そして基金の部分も問題です。より明確にし、きたる大臣達の議論に備えるべきです。
引き続きKPに対する発言でも
新しい法的拘束力にむけた取り組みが大切で、テキストには多くの修正が必要です。京都議定書には批准しているが、2012年以降の枠組みとしては不十分です。地球を守るために、主要排出国がすべて参加する、1つの、公平で効果的なな合意がコペンハーゲンでは求められているのです。しかし、KP議長のテキストは各国からの提案が反映されていないし、バランスがとれていません。この件については、何ヶ月も、議論を続けています。LCA と KP の両方を統括する議長、あなたにかかっているんです。

金曜にお話いただいた日本の懸念がそのままの形でオープンになってしまった形ですね。感想としては発言として強く主張をしていますが、少しあせりみたいなものも見える気がしました。昨日、国内でもやっと交渉姿勢が(ある程度)再確認され決まったところで、ちょっと厳しいスタートラインとしてのドラフトですね。今日のプレナリー(メインの大会議)では、議長も最後に述べていましたが、各国とも明確に自分の立場をだしていたかという感触があります。

今回初の化石賞

今回初の化石賞

ちなみに日本はこの日、化石賞で1位をうけとりました。京都議定書の誕生日にもかかわらずその存続を否定するような発言をしたからというのは受賞理由でした。
2つの議定書に必ずしもこだわらなければいけないという理由はそれはないと思います。しかし、逆に1つの議定書にこだわる理由もそんなにないのかなという気もします。もちろん内容として米国の参加といわゆる主要排出国の参加は必要だと思いますが、こちらでいろんな話を聞いていて、気候変動枠組み条約以来、何もしてこなかった、京都の時に少しでもやさしい枠組みにしようとした先進国への歴史的な不信感がすごく大きいのかなと感じています。個人的には、内容の充実にはつとめるが、形式自体にはあまりこだわらず、日本が世界から信頼を得られるような国になってほしいなと感じています。現在の逆風?がいい方向に働いてくれることを願います。すごいどうでもいいですが、代表で受け取った日本ユースの女の子が浴衣着て頑張ってコメントしててかわいかったです(笑)

明日は日曜、交渉は公式にはお休みです。火曜日には両AWGの議長から報告がありついに各国首脳やら大臣やらがやってきての会議が始まります。おそらく国同士、国内での調整などで政府代表団のみなさんは休まずに働いておられることだと思います。交渉ももちろんだけど、国内に報告したりとかそれ以外でも休む暇がないとは交渉団の方の声、かなりお疲れの様子でカフェコーナーに来て、サンドイッチを持って走っていかれました。

土曜日は、それと同時に大規模なデモ行進が行われていました。参加者は10万人以上といわれています(3分の1程度は地元の市民だそうです)。日本にはどうも一部が暴徒化したとか逮捕者がでたとかばかり報道されているようですが(100人弱で参加者の0.1%以下です。拘束だけってのは、その人たちの近くにいただけの何もしていない人達です。)日本だとあまりデモ行進とかが一般的じゃない上に、そのようなニュースだけが伝わると仕方ないのかもしれませんが、平和的に、楽しみながら、工夫をこらして自分達の声を伝えようと集まった10万人以上の声が交渉に、そして世界にとどくといいなと思っています。たまに環境を重視することはきれいごとだなんていう人がいますけど、命や水や空気以上にお金が重要ってほうが正しいということなのかな、環境を守るためにも手段としてお金がいるのはわかる、でも目的じゃないと思う。それにきれいどとも言えない世界になんて住みたくないななんて思うのでした。

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